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【公開後に3記事直した】会社員がブログで身バレしない書き方

公開後に3記事を直した会社員がブログで身バレしない書き方を表すアイキャッチ画像 本業でAIを試す
読者
読者

仕事のことをブログに書きたいんですけど、会社にバレないか心配で。

私
私

私は公開してから気づきました。3記事、あとから直しています。

会社員がブログを書くとき、一番こわいのは身バレだと思います。調べれば対策はいくらでも出てきます。アカウントを分ける、プロフィールに勤務先を書かない、写真の写り込みを確かめる。どれも正しいんですよね。ただ、私がやってしまったのは、そこではありませんでした。

こんな心配、ありませんか
  • 仕事の話を書きたい気持ち
  • 特定されるかもしれない不安
  • 公開したあとに残る後悔

この記事は、メーカー勤務の非エンジニアである私が、公開したあとの記事3本を直すことになった話です。何を書いてしまって、何に置き換えたのか。そして次から迷わないように決めた線を、そのまま出します。

公開してから気づいた身バレ

公開したあとの記事に職種が残っていたことに気づいた場面を表すバナー画像

先に前提を書いておきます。うちの会社は副業禁止です。それでも私はこうして書いていますし、隠したまま続けるつもりでいます。だから身バレは、私にとって気分の問題ではありません。気づいたのは、記事を何本か公開したあとでした。自分の記事を読み返していて、手が止まったんですよね。書いてあったのは、勤務先の名前でも住所でもありません。職種を、そのまま書いていました。それだけなら大丈夫だと思っていたんです。ただ、ほかの記事に書いたことと組み合わせると、話が変わってきました。まずそこから書きます。

記事の中に残っていた職種

何気なく書いた一文でした。自己紹介の流れで、本業は何をしているかを添えただけです。

伝えたかったのは、エンジニアではないということでした。読者に「この人も自分と同じ側だ」と思ってほしかったんですよね。

でも、伝えたかったのは「エンジニアではない」ことであって、職種そのものではありませんでした。

組み合わせると絞られる情報

こわいのは、ひとつずつではなく組み合わせのほうだと思います。職種だけなら、当てはまる人は何百万人でしょう。そこに道具と製品と地域が足されると、一気に狭くなります。

足し合わせると絞られていくもの
  • 職種と役職
  • 使っている業務用ソフトの名前
  • 扱っている製品
  • 会社の規模と地域
  • 勤続年数

とくに業務用のソフトは危ないと感じました。業界で使う会社が限られている道具は、名前を出した時点で、ほぼ社名を言うのに近くなります。

消しても残るという事実

そしてもうひとつ、直すときに一番こたえたのがこれです。

公開したものは、消しても残ることがあります。検索エンジンに保存された内容、SNSで引用された画面、誰かのブックマーク。自分の手元から消えても、世の中から消えるとはかぎりません。

だから対策の順番は、消し方より先に、書く前の線引きなんですよね。

会社員のブログで書かないもの

会社員がブログに書かないと決めた情報の線引きを表すバナー画像

では何を書かないと決めたのか。先に表にしておきます。私の場合の答えなので、そのまま使えるわけではありません。ただ、決め方のほうは、たぶんそのまま使えます。基準はひとつだけにしました。これを読んだ人が、ほかの情報と足し合わせて自分にたどり着けるか。たどり着けるなら書かない。判断が割れたときも書かない。そう決めています。

ブログに書かないものと書いてよいものを分けた図。書かないのは職種と役職、業務用ソフトの名前、製品と規模と地域。書いてよいのはメーカー勤務、会社の制限そのもの、家でやったこと
この線は私の場合のものです。決め方のほうを持ち帰ってください。

職種と使っているソフト

一番大きいのがこの2つでした。職種は書きません。業務で使っているソフトも、名前を出しません。

ソフトは、国内で使っている会社が限られるものがあります。その場合、名前を出すのは社名を言うのとほとんど変わらないと思うんですよね。

私が名乗るのは「メーカー勤務の非エンジニアの会社員」まで。それ以上は絞りません。

製品と会社の規模と地域

扱っている製品も書きません。会社の大きさ、事業所のある地域も同じです。

この3つは、ひとつだけなら害がないように見えます。だから油断するんですよね。

実際に危なかったのは、職種と足し合わせたときでした。

社内だけで知っている話

ここは身バレとは別の話になります。図面、製品の情報、不良の中身、社内システムの仕組み。これは特定される・されないに関係なく書きません。

会社の信用に直結しますし、結局いちばん困るのは自分ですから。

会社で使っているAIについても、自社が作ったものは名前も中身も出さないことにしました。一方でCopilotは名前を出しています。Microsoft 365と一緒に入っている会社が多く、これだけでは会社が絞られないからです。この線は会社でAIが使えなかったときの記事を書くときに引き直しました。

身バレしない書き方の3つの型

身バレしない書き方の3つの型を表すバナー画像

ここが記事の本体です。やることは、消すのではなく書き換えること。消すと文章が痩せますが、書き換えると意味は残ります。私が使っている型は3つでした。ひとつ上の言葉に言い換える。数字は幅にする。固有名詞は役割へ置き換える。どれも1分あればできますし、慣れると書きながら自然に手が動くようになります。難しいのは型そのものではなく、どこに当てるかを決めるところだと思うんですよね。順に書きます。

身バレしない書き方の3つの型を並べた図。具体的な職種はメーカー勤務へ、部署の人数は小さなチームへ、取引先の社名はある取引先へ置き換える
消すのではなく置き換えると、伝えたいことは残ります。

ひとつ上の言葉への言い換え

一番よく使うのがこれです。具体的な言葉を、ひとつだけ上の分類に上げます。

そのままコピーして使う形

「(具体的な職種)です」→「メーカー勤務です」/「(製品名)を作っています」→「ある製品を扱っています」

上げすぎると情報がゼロになりますが、1段だけなら伝えたいことは残るんですよね。

私が伝えたかったのは「エンジニアではない」ことでした。それは「メーカー勤務の非エンジニア」で、全部伝わります。

数字から幅への置き換え

社内の数字は、そのまま書くと危ないです。売上、人数、不良の割合。どれも会社を絞る材料になります。

かわりに幅にします。「何人の部署」ではなく「小さなチーム」。「前年比で何パーセント落ちた」ではなく「想定を下回った時期があった」。

自分の副業の数字は別です。あれは自分のものなので、正確なまま書いています。

固有名詞のかわりの役割

取引先の名前、同僚の名前、社内システムの名前。全部、役割に置き換えます。

「あの会社との交渉」は「ある取引先との交渉」に。人については、何人かの特徴を混ぜて架空の1人にしてしまうのが早いです。

ここまでやると、読んだ本人が「これは自分のことだ」と思うことも無くなります。

チェックリストの形で使いたい方へ

書く前に使っている機密チェックリストと、書き換えの例の一覧は、noteのワークブックに表の形でまとめました。こちらは有料です。

3記事を直したときの手順

公開済みの3記事をまとめて直したときの手順を表すバナー画像

実際に直したのは3本です。どれも公開したあとでした。慌てて消すと、かえって文章の形が崩れます。先に線を決めてから、まとめて直しました。手順は3つです。線を決める。全記事を同じ言葉で探す。直した記録を残す。ちなみにこの記事でも、直す前の文はそのまま載せていません。載せたら、直した意味が無くなりますから。

直す前に決めた線

最初にやったのは、直すことではなく決めることでした。書かないものを表にして、手元のファイルに残します。

これを先にやらないと、1記事直すたびに同じ判断をやり直すことになるんですよね。

決めるのにかかったのは30分ほどです。迷ったら書かない、という基準をひとつ置いただけでした。

直した文の見せ方

次に、全記事を同じ言葉で検索しました。1本ずつ読み返すより確実です。

見つかったのは3本。どれも自己紹介の一文で、同じことを書いていました。

直したあとの文はこうなっています。「本業はメーカー勤務です」。直す前の文は、ここには書きません。

直したあとに残したもの

直したこと自体は、記録に残しました。いつ、どの記事の、どの一文を、なぜ直したか。

理由は2つあります。同じ判断を繰り返さないため。それと、あとから読んだ自分が「なんでこうしたんだっけ」とならないためです。

直したのは自作したWordPress自動投稿の記事、毎朝LINEへ要約を送る記事、フリマの商品写真をAIで整えた記事の3本でした。

書かないと決めても残る強み

職種を書かないと決めても読者が広がることを表すバナー画像

ここまで読んで、書けることが減ったように感じたかもしれません。私も最初はそう思いました。でも、やってみたら逆だったんですよね。職種を外したほうが、読んでくれる人は広がります。職種を書いた記事は、その職種の人しか自分ごとにできません。外した記事は、会社員なら誰でも読めます。ここは書く前に知っておいてほしいところです。

職種を消しても伝わること

記事の力は、職種では無いと思うんですよね。

読者が知りたいのは2つだけだと思います。この人は自分と同じ側の人間か。そして、本当に自分でやったのか。どちらも職種なしで伝わります。

むしろ「メーカー勤務の非エンジニア」のほうが、当てはまる人はずっと多いです。

読者がむしろ広がる理由

私が書いている題材は、会社でAIが制限されている中でどうするか、という話が多いです。

これは職種と関係ありません。制限されている会社員なら、業種に関係なく起きていることですから。

職種を書いたままだったら、読者を自分から狭めていたことになります。

書けるものが減らない理由

書けなくなったのは、職種と切り離せない話だけでした。

そのかわり、書けることのほうが多かったんです。会社の制限そのもの、家でやったこと、かかった費用、かかった時間。どれも職種を出さずに書けます。

ちなみに、そのブログ自体をどう立ち上げたかはブログの始め方の記事に書きました。

よくある質問

ブログで身バレを防ぐときによくある質問を表すバナー画像

最後に、線を引くときに迷ったことをまとめておきます。先に断っておくと、法律や就業規則の話はしません。会社によって違いますし、私が答えられることではないので。ここに書くのは、自分のブログで実際にどう判断したかだけです。自分の会社の決まりは、自分で確かめてください。そのうえで、書き方の参考になるところだけ持って帰ってもらえたらと思います。

会社員がブログを書くのは危ないですか

書き方次第だと思います。私は今も書いています。

危ないのは書くこと自体ではなく、特定できる情報を積み上げてしまうことでした。

どこまでぼかせば身バレしませんか

私が使っている基準はひとつです。ほかの情報と足し合わせて、自分にたどり着けるかどうか。

たどり着けるなら書きません。判断が割れたときも書きません。

匿名で書けば大丈夫ですか

それだけでは足りないと思います。名前を出していなくても、書いた中身から絞られますから。

私も本名は出していませんが、そのうえで職種を消しました。

すでに公開した記事はどうすればいいですか

私は直しました。ただ、慌てて全部消すのはおすすめしません。

先に線を決めて、全記事を同じ言葉で探して、まとめて直す。この順番のほうが早いですし、直し漏れも出にくいです。

公開したものは消しても残ることがあるので、直したから完全に元どおりとはならない点も、知っておいてください。

職種を隠すと記事が弱くなりませんか

私はそうなりませんでした。伝えたかったのが職種ではなく「エンジニアではない」ことだったからだと思います。

その言葉で何を伝えたかったのかを先に考えると、たいてい1段上の言葉で足ります。

AIに会社のことを打ち込んでも大丈夫ですか

私は、会社の図面や製品の情報はAIにも入れていません。ブログに書かないものは、AIにも入れない。同じ線にしています。

会社で使えるAIと、家で使うAIをどう分けたかは個人のPCで動かすまでの記事にまとめました。

まとめ

自己紹介の一行だけを読み返すところから始めることを表すバナー画像

会社員がブログで身バレしない書き方を、自分が失敗したところから書いてきました。私は職種をそのまま書いていて、公開したあとに3本を直しています。危ないのはひとつの情報ではなく、組み合わせのほうでした。そして公開したものは、消しても残ることがあります。だから対策は、消し方ではなく書く前の線引きになります。難しい作業ではありません。決めるのに30分もかかりませんでした。

この記事の振り返り
  • 危ないのは情報の組み合わせ
  • 名乗るのはメーカー勤務まで
  • ひとつ上の言葉への言い換え
  • 社内の数字は幅に置き換える
  • 判断が割れたら書かない

もし今夜10分だけ時間があるなら、自分の記事をひとつ開いてみてください。読み返すのは自己紹介の一文だけで十分です。職種、使っているソフト、扱っている製品。ひとつでも書いてあったら、そこが最初に直す場所になります。

その先で、自分の経験を商品の形にするところまで進めたくなったら、棚卸しから機密チェックまで一通り手を動かせるものをnoteのワークブックに置いています。有料なので、必要になったときだけで大丈夫です。

読むだけでは、その一文は直りません。毎日少しずつでいいので、手を動かしてみてください。その1行から、安心して書き続けられる場所ができていきます。

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