
AIに要約させるのはできたんですけど、毎回自分で頼むのが面倒で続かないんですよね。

私は頼むのをやめました。毎朝6時半に、勝手にLINEへ届くようにしています。
AIに要約してもらう。やってみると、たしかに便利なんですよね。でも1週間もすると、だんだん開かなくなる。心当たり、ありませんか。
- 毎回コピーして貼りなおす手間
- 気づくとやめている要約の習慣
- どこまでAIに任せるかの迷い
私はエンジニアではありません。本業はメーカー勤務です。それでも、自分のLINEへAIの要約が毎朝1通だけ届くしくみを、自分用に作りました。
この記事では、その中身と、一度クラウドに置いたのに自宅のパソコンへ戻した話を出します。読み終わったあと、今夜やれることが1つ残るように書きました。
毎朝LINEに届くAI要約

まずは、届いているものから見てもらうほうが早いと思います。毎朝6時半、私のLINEに1通だけメッセージが届きます。中身は、その日に見る予定の動画を要約したもの。私は何も操作していませんし、頼んでもいません。この記事を書いている今朝も届いていて、通し番号は53番でした。
特別なアプリは入れていません。ふだん友だちとやりとりしているのと同じLINEに、ふつうのメッセージとして届きます。だから、わざわざ見に行こうと思わなくても目に入るんですよね。

朝6時半に届く1通
届く時間は毎朝6時半です。記録が残っている8月29日から今日9月13日まで、16日つづけて届いています。通し番号でいうと38番から53番まで。
1日に届くのは1通だけ。まとめて何本も送られてくると、結局どれも見なくなるからです。処理する動画も1日1本と決めています。
- 3桁の通し番号
- AIが作った動画の要約
- 空のままの「感じたこと・思ったこと」
- 空のままの「これからの行動」
AIが作る要約の中身
しくみがやっているのは、動画の字幕を取ってきて、それをAIに要約させることです。音声を聞き取っているわけではなく、字幕の文字を読ませています。
返ってくるのは箇条書きです。私が過去に自分で書いた文章をいくつか読ませてあるので、文体はそれに寄せてくれます。とはいえ、書いてあるのは動画で話されていた内容だけ。
わざと空けてある2つの欄
届く1通には、空っぽの欄が2つあります。「感じたこと・思ったこと」と「これからの行動」です。ここはAIが埋めません。
なぜ空けているのかは、あとで詳しく書きます。先に言ってしまうと、ここを自分で埋めるために、このしくみを作ったからなんですよね。
クラウドをやめた理由

ここからが、この記事でいちばん書きたかったところです。実はこのしくみ、最初はクラウドの上で動かしていました。自分のパソコンを消していても毎朝届く、いちばんきれいな形です。ところが、クラウドに置いた途端、動画の字幕が取れなくなりました。今は自宅のパソコンに戻して動かしています。
きれいな形をあきらめて、動く形を選んだということです。遠回りに見えますが、届かないしくみを持っていても意味がありません。同じところでつまずく人がいると思うので、順番に書いていきます。
動かなくなった字幕の取得
原因は、字幕を取ってくる部品のほうにありました。この部品はYouTubeが公式に配っているものではありません。そしてYouTube側は、クラウドから来たアクセスをはじくことがあるんですよね。
自宅のパソコンからは問題なく取れる。同じコードをクラウドに置くと取れない。コードが悪いわけではないので、直しようがありませんでした。
自宅のパソコンへの引っ越し
そこで、動く場所のほうを変えました。Windowsに最初から入っているタスクスケジューラという機能で、毎朝6時半に実行するよう登録しています。クラウドの設定より、こちらのほうがずっと簡単でした。
- 毎月のクラウド費用がゼロ
- 字幕が取れないという不具合の解消
- パソコンの電源への依存
残してあるクラウドのコード
クラウド用に書いたコードは、消さずに残してあります。使っていないものを置いておくのは気持ち悪いのですが、これには理由があって。
間に別の回線をはさめば、クラウドでも字幕が取れるようになる可能性があるからです。今はそこにお金をかけるほどではないと判断して、手を止めています。戻したくなった日に、また書き直さずに済むようにしておきました。
AIに書かせないと決めたこと

自動化の話をすると、どこまでAIにやらせるかで必ず迷います。私はこのしくみを作るとき、先に「やらせないこと」のほうを決めました。AIに書かせるのは要約だけ。感想とこれからの行動は、自分の言葉で書く。この線を最初に引いたので、あとの判断で迷わなくなりました。
何をやらせるかより、何をやらせないかのほうが先。これは作ってみて分かったことです。できることから足していくと、気づいたときには全部まかせる形になっていました。

感想と行動を書かない要約
動画を見るのは、あくまで自分が学ぶためです。その感想までAIに書かせてしまったら、何のために見ているのか分からなくなります。
だから届く1通には、空欄が2つ残っているんですよね。私はそこを自分の言葉で埋めます。要約を読み返す手間が減った分を、そっちに使う形にしました。
動画にない話を混ぜない工夫
もう1つ決めたのが、動画で言っていないことを混ぜないことです。AIは気をきかせて、一般論やそれらしい意見を足してくることがあります。便利に見えて、これがいちばん困る。
学んだつもりになっている中身が、実は動画になかった話だった。そうなると記録として使えません。要約は動画の中身だけ、と指示を分けてあります。
AIに作らせない番号と書式
地味ですが、通し番号と見出しの書式もAIには作らせていません。ここはプログラムのほうで組み立てています。
番号をAIに振らせると、ときどきズレるからです。数える・並べる・決まった形に入れる。こういう作業は、AIより昔ながらのプログラムのほうが確実なんですよね。ちなみに、この使い分けの考え方は非エンジニアがAIで自作したツールの記事にも書いています。
自動で送るまでにつまずいたこと

ここまで読むと順調そうに見えるかもしれませんが、うまくいっていない部分もあります。16日つづけて届いてはいるものの、そのうち2日は、朝ではなく夜に届きました。自動といっても完全ではありません。先に知っておいたほうがいいところを、正直に書いておきます。
自動化の記事は、うまくいった話ばかりが並びがちです。でも実際に自分で回してみると、そこに書かれていない小さなつまずきのほうが多いんですよね。私がぶつかった3つを出します。
朝に届かなかった2日
9月5日と9月10日の2日だけ、届いたのが夜の11時台でした。理由は単純で、朝6時半にパソコンの電源が入っていなかったからです。
このときのために、電源が入っていなかったら次に起動したタイミングで実行する、という設定にしてあります。だから届かない日はありませんでした。ただ、朝に読むつもりだったものが夜に来る。自宅のパソコンで動かすというのは、こういうことなんですよね。
送れなかった日に進まない番号
次の動画へ進む番号は、LINEに送れたときだけ進むようにしてあります。途中で失敗したら、番号はそのまま。次の日にもう一度、同じ動画をやり直します。
先に進んでしまうと、失敗した動画が黙って飛ばされます。それがいちばん怖い。記録が残っている16日間では一度も起きていませんが、決まりだけは先に作りました。
二度送らないための確認
逆に、同じ動画を二度送らないようにもしています。送信が済んだ動画には印をつけておいて、次に選ぶときに確認する。
自動で動くものは、失敗より「静かに何度も同じことをする」ほうが気づきにくいんですよね。止める条件を先に決めておくのは、ブログの記事を下書きまで入れるしくみを作ったときにも同じことをしました。
今夜できる自動化の一歩目

では、同じものを今夜から作れますか、というと正直そこまでは言えません。ただ、作る前にやったことなら今夜できます。実際に私が最初にやったのは、コードを書くことではなく、毎日くり返している作業を1つ書き出すことでした。順番に書いていきます。
私も最初から作り方が分かっていたわけではありません。何を自動にするかを決めるところから始めました。ここさえ決まっていれば、あとはAIに相談しながら形にしていけます。
毎日くり返している作業
まず、毎日か毎週かならずやっている作業を1つ選びます。私の場合は、見た動画の要点を書き出す作業でした。
大事なのは、面倒だけどやめられないものを選ぶことです。月に1回しかやらない作業を自動にしても、作った手間のほうが大きくなります。
先に決める届け先
次に、結果がどこに届いてほしいかを決めます。LINE、メール、メモアプリ。どれでもかまいません。
私がLINEを選んだのは、朝いちばんに開くのがLINEだったからです。どんなに良いものを作っても、自分が見に行かない場所に置いたら見ません。
AIにさせない範囲の線引き
最後に、AIにやらせない部分を1つだけ決めておきます。全部まかせないと決めるだけで、あとの作りがぶれなくなるんですよね。
私が毎日くり返している「◯◯」という作業を、AIに手伝ってもらう形にしたいです。ただし「△△」だけは自分でやりたいので、そこはAIにやらせない前提で、どこまでを自動にできるか一緒に考えてください。
この文をそのままAIに投げると、いきなりコードの話にはならずに、範囲の相談から始まります。ちなみに、AIへの最初の1文で結果が変わる話はChatGPT初心者の使い方の記事に書きました。
よくある質問

ここからは、このしくみの話をしたときに実際に聞かれたことと、作る前に私自身が気になっていたことをまとめます。分からないことは、分からないとそのまま書きます。使っていないものを、大丈夫ですとは言えないので。
同じことで迷う人が多いところなので、5つに絞って答えます。作れるかどうかより、続けられるかどうかを気にしている質問が多かったのが印象に残っています。
プログラムが書けなくても作れますか
私は書けません。本業はメーカー勤務です。作りたい形を言葉で説明して、AIに書いてもらう形で進めました。ただし、何を作りたいのかを自分で説明できないと、そこで止まります。
パソコンを消していても届きますか
届きません。私のしくみは自宅のパソコンの上で動いているので、電源が切れていれば実行されません。次に起動したときに実行される設定にしてあるだけです。
クラウドで動かすほうがいいですか
パソコンの電源を気にしなくてよくなるので、動くならそのほうが快適です。私の場合は字幕が取れずに断念しました。何を取ってくるかによって向き不向きがあります。
AIに感想まで書いてもらってもいいですか
目的しだいだと思います。私は学ぶために動画を見ているので、感想を書かせるのはやめました。仕事で内容だけ早く知りたい、という用途なら話は別ですよね。
作るのにお金はかかりますか
要約を作る部分で、使った分だけAIの利用料がかかります。私は月いくらかかっているかを記録していないので、金額は出せません。有料のAIにいくら払ったかという話はChatGPT有料版の記事のほうにまとめています。
まとめ

毎朝6時半に、AIが作った要約が1通だけLINEへ届く。それだけのしくみですが、作ってから16日つづけて動いています。うまくいった理由があるとすれば、AIにやらせないことを先に決めたからだと思っています。クラウドをやめて自宅のパソコンに戻したのも、きれいさより届くことを選んだ結果でした。
しくみそのものより、最初に引いた線のほうが効いたと思っています。自動になった部分は毎朝きちんと動き、自分で書く部分は自分に残りました。
- 毎朝6時半にLINEへ届く1通
- クラウドをやめた理由は字幕の取得
- AIに書かせない感想と行動
- 今夜の一歩はくり返す作業の書き出し
完璧な自動化でなくていいと思うんですよね。私のしくみも、朝に届かない日が2日ありました。それでも、毎朝開くだけの形になったので続いています。
自分のために作ったものは、そのままだと自分にしか効きません。本業の経験を、機密を出さずに人へ渡せる形にする手順を、noteのワークブックにまとめています。こちらは有料です。
今夜やることは1つだけで十分です。毎日くり返している作業を、紙でもスマホのメモでもいいので1つ書き出してみてください。読むだけでは何も変わりません。小さく動かしてみることでしか、次の景色は見えてこないんですよね。


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