
AIでツールを作るって、プログラミングができる人の話ですよね。

私も書けないんですよ。それでも、採寸を入れると商品説明が出てくるしくみは動いています。
AIで何か作ってみたい。でも、自分には無理だろうな。そう思って止まっていませんか。
- プログラムが書けないという壁
- 何を作ればいいか浮かばない状態
- 作っても使わなくなりそうな不安
私の本業はメーカー勤務で、エンジニアではありません。それでも、古着を売るときの下準備を短くするしくみを自分で作って、今も毎週使っているんですよね。
この記事では、そのしくみの中身と、作った順番をそのまま出します。うまくいかなかったところも隠しません。読み終わったあと、今夜やれることが1つ残るように書きました。
AIで自作したツールの中身

まずは、できあがったものから見てもらったほうが早いと思います。私が作ったのは、古着をフリマアプリに出すまでの下準備を短くするしくみです。メジャーで測った寸法をスマホに入れて、服の写真を撮る。やることはそれだけで、あとは指示を1つ出すとそのまま貼りつけられる商品名と説明文ができあがります。難しい画面は出てきません。3つに分けて見ていきますね。
スマホで入れる採寸データ
服を測るところは、今でも手でやっています。メジャーで肩幅や着丈を測って、その数字をスマホに打ち込む。ここは自動になりません。
打ち込む先は、自分用に作った小さな入力ページです。入力するとGoogleスプレッドシートに自動で入るので、あとからパソコンで開いても同じ数字が並んでいます。スプレッドシートというのは、ブラウザで使える表計算のことですね。
撮影時刻で分かれる写真
写真はiPhoneの標準のカメラで撮っています。特別な機材はなくて、使っているのは背景シートとメジャーくらい。1着あたり何枚も撮るので、土日にまとめて撮ると写真がかなりの数になります。
面倒なのは、その仕分けなんですよ。しくみのほうは、写真に残っている撮影時刻を見て、時間が近いものを同じ1着としてまとめてくれます。服を替えるときに少し間が空くので、その切れ目で分かれるという考え方です。
自動で出てくる商品名と説明文
ここまで来たら、こちらがやることは指示を1つ出すだけになります。写真と採寸を見て商品名と説明文を作って、と伝える。それで1着ずつファイルができあがります。
- 1着ごとの商品名と説明文
- 全部をまとめた一覧の表
- 採寸をそろえた形の文章
この形で、これまでに98着ぶんの説明文を作りました。出品のときは、その一覧からコピーして貼っています。

ツールを作る前の手作業

なぜ作ったのかという話を先にさせてください。立派な理想があったわけじゃないんです。正直に言うと、毎晩くり返していた同じ作業が、ただ嫌になっただけでした。服が届いたのは8月の中旬です。そこからしばらくは、撮って、測って、文章を作る毎日でした。しかも、その作業には何の価値もないんですよね。数字を右から左に移しているだけですから。当時の私が何をしていたか、3つ出します。
手で書き写していた採寸データ
採寸の数字は、当時からGoogleスプレッドシートに入れていました。問題はその次で、その数字をメモ帳に自分の手で書き写していたんです。
1着ぶんなら大した手間ではありません。でも、これが10着、20着と続くと話が変わってきます。8月25日の自分の記録に「この作業をなくしたい」と書いてありました。
1着ずつAIに渡していた写真
書き写したメモと写真を、1着ずつAIに渡す。これが次の作業でした。
渡す順番を間違えると、別の服の寸法が入った説明文ができあがります。気づかずに出品したら、買った人に迷惑がかかりますよね。だから毎回、目で確かめながら渡していました。
いちばん消したかった作業
この2つのうち、どうしても消したかったのは書き写しのほうでした。数字はもうスプレッドシートの中にあるのに、それを人間がもう一度打ち直している。どう考えても、間に挟まっている自分が余計なんです。
ちなみに、この時期は有料のAIに払い始めた直後でもありました。そのあたりの話はChatGPT有料版に3か月払った記事にまとめています。
非エンジニアがAIで作った手順

ここからが、この記事の本題です。作った順番を、日付ごとにそのまま出しますね。先に結論を言ってしまうと、設計図から書こうとしないほうがうまくいきました。私は最初、きちんと決めてから作ろうとして、そこで何日か止まったんです。動くものを先に出して、使いながら直す。そのほうが、結果的に早かったと思います。同じところで止まっている方の役に立てばうれしいです。順番に4つ、見ていきますね。

不便な作業を書きためたメモ
出発点は、アイデアではなく不満のメモでした。毎日の記録に「ここが面倒だった」と書きためていただけです。
8月24日には「スプレッドシートを直接見てくれれば時短になる」と書いています。その翌日にも、ほとんど同じことをまた書いていました。2日続けて書いているということは、それが本当に嫌だったということなんですよね。
- どの作業で手が止まったか
- 何回くり返しているか
- なくしたら何が浮くか
AIと壁打ちして決めた中身
次にやったのが、作るものの中身をAIと話しながら決める作業です。自分だけで考えると、どうしても分からないところが出てきます。
そこで、決めきれない部分をそのままAIに投げて、質問を返してもらいました。8月19日の記録には、分からないところをAIと壁打ちして固めた、と書いてあります。壁打ちというのは、相手に考えを投げ返してもらいながら整理していくことですね。
動かしてから直した順番
実際に手を動かした順番は、こうなっていました。8月22日に、採寸をスマホから入れる小さなページを作る。翌23日に、商品名と説明文の形をそろえる。30日に、写真の仕分けから文章作りまでが1つの指示でつながりました。
全部を一度に作ろうとはしていません。小さいものを1つ作って、使って、足りないところを足す。このくり返しでした。
使ったのはClaude Codeという道具です。パソコンの中で、日本語で頼むと実際にファイルを作ったり直したりしてくれるAIだと思ってください。
自分だけが使うという割り切り
これが一番効いたかもしれません。使う人は自分ひとりだと決めてしまったんです。
他の人にも使ってもらうものにすると、見た目も、間違えた操作への備えも要ります。自分専用なら、そこは全部あと回しでいい。動けばいいと割り切ったぶん、手を止めずに進められました。
自作ツールで失敗したこと

ここは書くかどうか迷ったところです。でも、うまくいった話だけ並べても、読んでいる人の役には立たないと思いました。はっきり言っておくと、しくみは動いていますが、それで売れるようにはなっていません。作ることと売れることは、別の話だったんです。AIで作った話って、たいてい成功したところだけが残りますよね。私も、そう書きたくなりました。でもそれだと、次に作る人が同じ場所でつまずきます。3つ、正直に出します。
開発に取られた出品の時間
まず、作るのが楽しくなりすぎました。8月27日の記録には、しくみ作りに思ったより時間がかかって、その日の出品が1着しか進まなかったと書いてあります。
手元には撮影ずみの服が14着たまっていました。時間を短くするために作っているのに、作っている間は出品が止まる。これは笑えない話ですよね。
自動にできなかった目視確認
写真を撮影時刻で分けるところは、最後まで完全には自動になりませんでした。時間が近いかどうかで判断しているので、続けて撮ると別の服が混ざることがあるんです。
なので今も、分かれた結果を自分の目で1回確かめています。ここを省いたら、間違った説明文をそのまま出品してしまいますから。全部を自動にしないと決めたところ、と言ったほうが近いかもしれません。
作ることと売れることの差
そして、ここが一番正直に書きたいところです。しくみができて出品はかなり速くなりました。それでも、今のところ売れたのは2着だけなんですよね。
9月はじめに自分の出品を数えたときは、100点のうち97点がいいね0でした。原因はサイズ欄の空欄だろうと考えて調べ直したのですが、データを見ると、その見立ては外れていました。
- 速くなったのは準備の部分だけ
- 見られる数そのものが少ない状態
- 値段の付け方という別の問題
今夜からできる最初の一歩

ここまで読んで、自分には関係ない話だと感じたかもしれません。でも、私が最初にやったことは、プログラムを書くことではなかったんです。やったのは面倒だと思った作業を1つ書き出すこと、それだけでした。特別な道具は要りません。紙とペンがあれば足ります。むしろ、はじめから完成した形を思い描こうとするほど手が止まるんですよね。今夜21時から30分あれば、同じところまでは進めます。3つに分けてお話ししますね。
自分の手作業の書き出し
今日やった仕事を思い出して、同じ手順をくり返した場面を1つ書き出してください。うまく思い出せないときは、面倒だと感じた瞬間を探すほうが早いです。
書くのは紙でもスマホのメモでもかまいません。大事なのは、頭の中に置いたままにしないことなんですよね。
AIへの伝え方
次に、その作業をAIにそのまま説明します。うまい頼み方を考えなくて大丈夫です。
毎週この作業をしています。手順を順番に説明するので、どこを自動にできそうか教えてください。
そのあとに手順を並べて送るだけで、話が始まります。最初の1文で迷う方は、ChatGPTに最初に打つ3つの文の記事も合わせて読んでみてください。
最初に作るものの選び方
選び方は簡単で、毎週くり返していて、間違えても誰にも迷惑がかからないものを選びます。私の場合は、数字の書き写しがそれでした。
いきなり大きなものを狙うと、完成する前に飽きます。小さいものを1つ、まず最後まで動かす。そこからでいいと思いますよ。
よくある質問

ここからは、私自身が作る前に気になっていたことをまとめます。作り始める前って、分からないことが多すぎて手が止まりますよね。私もそうでした。調べてみても、出てくるのは出来上がったものの話ばかりで、自分に当てはまるのかが読み取れないんです。だからここでは、できなかったことも一緒に書いています。答えられるのは私が実際にやった範囲までなので、そこは正直に書きます。5つ並べますね。
プログラミングを知らなくても作れますか
私は書けないまま作りました。やっているのは、やりたいことを日本語で伝えて、出てきたものを動かして確かめる。そのくり返しです。
ただ、まったく何も分からないままでは進みません。動かなかったときに何が起きているのかを読もうとする姿勢は要ります。
無料のAIだけでも作れますか
作り始めるところまでなら、無料の範囲でも試せると思います。私も背景画像をそろえる作業は、今もGeminiの無料の範囲でやっていますから。
ただ、私がこのしくみを作ったのは有料版を使っていた時期です。無料のまま最後まで作れるかどうかは、試していないので分かりません。
作るのにどれくらい時間がかかりますか
私の場合、最初の小さなページを作った日から、一連の流れがつながるまでが8月22日から30日でした。平日は帰ってから、土日はまとまった時間に触っています。
何時間かかったかは数えていないので書けません。ただ、一度に作ったのではなく、何日かに分けて少しずつ足していった形です。
作ったツールは他の人も使えますか
私のものは自分専用なので、そのままでは渡せません。自分のパソコンの中の決まった場所にファイルを置く前提で動いていますから。
人に渡すものにするなら、画面も、間違えた操作への備えも作り直しになります。そこは最初から目指さなくていいと思っています。
最初は何から作ればいいですか
毎週くり返していて、間違えても困らないものがいいです。書き写し、ファイルの名前の付け直し、決まった形の文章づくり。このあたりは向いていると思います。
逆に、お金や人の情報を扱うものは最初に選ばないでください。間違えたときに取り返しがつかないので、慣れてからのほうが安心です。
まとめ

エンジニアではない私が作ったのは、採寸と写真から商品名と説明文を出すしくみでした。きっかけは大きな理想ではなくて、毎晩の書き写しが嫌になったことです。作った順番も、失敗したところも、この記事に全部出しました。しくみは動いていますが、それで売れるようになったわけではありません。そこは正直に書いておきます。
- 採寸と写真から説明文が出るしくみ
- きっかけは毎晩の書き写し
- 設計図より先に動くものを作る
- 使う人は自分だけと割り切る
- 作れても売れるとは限らない現実
最後に、今夜できることを1つだけ。今日くり返した作業を1つ書き出して、その手順をAIに説明してみてください。
それだけで、何が自動にできそうかが見えてきます。作り始めるのは、そのあとで間に合いますから。
自分用に作れるようになると、次は何を売るのかで止まります。私もそこで止まりました。本業の経験を、機密を出さずに小さく売れる形にする手順を、noteのワークブックにまとめています。こちらは有料です。
読むだけでは、何も変わらないんですよね。今夜の30分でいいので、面倒だった作業を1つ書き出してみてください。その小さな一歩から、新しい未来がちゃんと開けていきます。


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